このほど発表された2025年浙江省輸入高品質発展プロジェクトリストにおいて、本市の「衛星エネルギー輸入スマートサプライチェーンプラットフォーム」および「浙江杭嘉鑫クリーンエネルギー有限公司LNG輸入能力総合向上プロジェクト」の2件が選出された。選出数は嘉興市全体の半数を占め、省内でも上位に位置している。

衛星エネルギー輸入スマートサプライチェーンプラットフォームは、輸入原材料（例えばプロパン）の品質を全行程にわたり追跡・リアルタイム監視することにより、製品品質の一貫性と信頼性を確保する仕組みである。これにより、予警・予報能力や事象対応の効率が向上し、資源利用率の改善、産業チェーンの一体化の加速が期待される。また、C3（プロピレン）産業チェーンの上下流における原料マッチングの課題を効果的に解決し、地域経済の持続的かつ全面的な発展を後押しすることができる。

浙江杭嘉鑫クリーンエネルギー有限公司のLNG輸入能力総合向上プロジェクトは、中規模の臨港型LNG受入・貯蔵・外送ステーションである。本プロジェクトの実施により、LNGの輸入規模および国内販売能力が大幅に向上し、浙江省における天然ガスの需給ギャップを効果的に補完することができる。また、多様なガス供給源による安定供給体制を構築し、省全体の調整供給（ピークカット）ニーズをしっかりと支えることが期待されている。

近年、本市は国家の輸入拡大方針に積極的に呼応し、資源型製品、高度な設備や部品などの分野において継続的に取り組みを強化してきた。国家および省レベルの輸入奨励政策を指針とし、上級機関や税関との連携・情報共有を深めながら、輸入管理や通関サービスを主体的に進めている。昨年、本市の輸入総額は433億元に達し、その規模は省内トップ10を堅持し、嘉興市内では第1位となった。