2月27日午後、市党委副書記・市長の周軍波は、日本国駐上海総領事の岡田勝氏が率いる日本企業視察団一行と会談し、友好関係のさらなる深化と協力強化について意見交換を行った。市委常委・平湖経済技術開発区党工委書記の何苗が会見に同席し、三井物産（上海）貿易有限公司、ニデック電機（浙江）有限公司、日本貿易振興機構（JETRO）上海事務所、ハウス食品（中国）投資有限公司、みずほ銀行（中国）有限公司蘇州支店、三井住友銀行（中国）有限公司杭州支店、上海日本商工クラブなどの関係者が出席した。各企業が交流発言を行い、新たな協力の機会について意見を交わした。

周軍波は岡田勝一行の来訪を歓迎し、「四つの“一”」、すなわち「一輪のハス」、「一群の企業」、「一つのライフスタイル」、「一連の政策」をキーワードに、平湖市の状況を詳しく紹介した。彼は、平湖には李叔同記念館があり、李叔同は日中文化交流の先駆者であることに言及した。その人格と精神から抽出された「平和報本・勇猛精進」の都市精神が、平湖を高品質な発展へと力強く導いていると語った。平湖は外資産業の集積地であり、中国と国際投資協力の結びつきが最も緊密な地域の一つである。特に日本とは、自動車部品、先進装備製造、新素材、バイオ医薬などの分野で長期にわたり安定した協力関係を築いている。平湖は居住にも観光にも適した魅力的な都市であり、恵まれた海岸観光資源を有するだけでなく、絵のように美しい田園風景や豊かな人文景観、さらに深い歴史文化の底流を持つ。こうした魅力により、多くの平湖駐在の日本人にとって憧れの地となっている。平湖は完備された政策体系を整えており、企業や人材に対してワンストップの細やかなサービスを提供し、安心して発展できる環境を実現している。

周軍波は、平湖が日本企業の投資集積地であることを強調し、今回の会見を新たな出発点として、双方がさらに産業協力を強化し、企業間の連携を深め、より高次元の産業補完と優位性の相乗効果を実現することを期待すると述べた。さらに経済・貿易交流の幅を広げ、平湖の臨港優位性や外資集積の強みを活かし、より多くの日本の優良企業が平湖に投資・事業展開し、成長を遂げることを促進していく。また、人文交流を一層深め、教育、文化、観光などの分野で協力の可能性を掘り下げ、共に新たな協力の成果を生み出していきたいと述べた。

岡田勝氏は、平湖が長年にわたり日系企業や在留日本人に対して支援と協力を提供してきたことに感謝の意を表した。彼は、平湖は地理的に優れた立地を持ち、産業が集積しており、日系企業にとって中国での投資先として大きな可能性を秘めた都市であると述べた。現在、日中関係は改善と発展の重要な局面にあり、ビザ免除政策の実施により、日本国民が平湖を訪れる際の利便性が一層向上している。双方がこの時代の好機を捉え、より広範な分野で、より深いレベルで、そしてより高い次元での協力を推進していくことを期待している。岡田勝氏は、日本駐上海総領事館が日中間の経済・貿易および文化交流協力を非常に重視していることを強調し、平湖のビジネス環境や温かみのある一連の政策に大きな期待と信頼を寄せていると述べた。今後、総領事館として橋渡しの役割を十分に発揮し、日本と平湖の産業発展、経済貿易、科学技術、友好都市交流、青少年交流などの分野での協力を積極的に推進し、日中友好の深化に一層貢献していきたいと語った。また、平湖には、社会保障、消防検査、人材採用・雇用、交通利便性の向上などの面でさらなる政策支援を提供し、日系企業の発展をより一層支援するとともに、日本人居住者の生活にも配慮してほしいと期待している。質の高いサービスを通じて、より高度なレベルでの互恵共栄を実現していきたい。