浙江独山港経済開発区は、東は上海金山に接し、南は杭州湾に臨み、浙江省を上海と結ぶ「橋頭堡」となっている。開発区は2009年に設立され、2014年に省級経済開発区として承認され、総計画面積は111.9平方キロメートルである。 独山港は中国のクラス１の開放通関港で、先端深さ-13から-15メ－トルの深水海岸線12.6ｋｍを持ち、3-5万トンレベルのバースを43カ所建設可能で、1万トン級以上の生産性バースを13カ所が立ち上げました。開発区内の1関3検はすべて整っており、かつ1000トン級の内陸河川航路、即ち黄姑塘があり、京杭大運河に直通しており、華東地区の重要な海河複合輸送中枢センターとなっている。

主導産業の紹介

浙江上海新材料産業パーク：計画面積は11.06平方キロメートルで、中国の液化石油ガス(LPG)資源の総合利用産業基地で、「中国化学工業潜在力パークのベスト10」と評価され、上海石化集団と共同で建設される。C3、C4産業チェーン及び電子化学品、生物医薬、高性能塗料、ハイエンド表面活性剤、触媒などの特殊化学品を重点的に発展させる。代表的な企業としては、ドイツのBASF、Covestro、湛新、ロデル、日本エディコ、帝国インキ、東華色素、DNT、崎光、サテライトエネルギー、中航油、新鳳鳴集団、伝化集団などがある。

設備製造業産業パーク：計画の面積は15平方キロメートルで、クラスター化、集約化、ハイエンド化を発展方向とし、新エネルギー自動車の部品、医療機器、デジタル制御工作機械、ハイエンドスマート設備、海洋工事設備などの産業を重点的に発展させる。代表的な企業は、フランスのPG、ドイツのスダスミート、韓国の三松キャスター、上海国利、英滙、屹豊自動車部品、万豊集団、盛重重工、華特デジタル制御、晨光電纜などである。

現代物流産業パーク：計画の面積は9平方キロメートルで、省級現代サービス業集積典型区で、国際物流、保税倉庫加工、電子商取引、越境ECなどの産業を強力に発展させる。 現在、上海港集団の独山港着場、浙江省能石炭着場、嘉港食糧着場などの着場倉庫事業が建設され、使用されている。蘇寧易購、易商集団、鴻遠集団などの電子商取引企業が進出している。目標は上海国際水運センターの重要な構成部分と杭州湾北岸の重要物流センターに発展する。